今日は入学式だ。
冬生の行く高校は少し変わっていた。
進学校ではあるが、それにしても規則はあまりなく、生徒中心に学校が回っているようなものだった。
朝食もそこまで食べず家を出ようとする。
「あ、冬生兄ちゃん!今日って弁当いるんじゃなかったけ??」
テコテコと小走りで妹の亜希が問いかけてきた。
「あー、今日はいいんだよ。帰ってから食べるから。」
そう言って頭を撫でると目を細めて嬉しそうにする。
冬生と亜希は2人で暮らしているようなものだった。
(授業参観の時などにも両親が来れないことを我慢できる亜希は本当に偉いよな)
「じゃ、いってくるね。」
「いってらっしゃい!」
元気の良い声に少し緊張が溶けた。
今日見た夢の事もあり少しばかり不安だったのかもしれない。
冬生の行く高校は少し変わっていた。
進学校ではあるが、それにしても規則はあまりなく、生徒中心に学校が回っているようなものだった。
朝食もそこまで食べず家を出ようとする。
「あ、冬生兄ちゃん!今日って弁当いるんじゃなかったけ??」
テコテコと小走りで妹の亜希が問いかけてきた。
「あー、今日はいいんだよ。帰ってから食べるから。」
そう言って頭を撫でると目を細めて嬉しそうにする。
冬生と亜希は2人で暮らしているようなものだった。
(授業参観の時などにも両親が来れないことを我慢できる亜希は本当に偉いよな)
「じゃ、いってくるね。」
「いってらっしゃい!」
元気の良い声に少し緊張が溶けた。
今日見た夢の事もあり少しばかり不安だったのかもしれない。
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