ざわめきが少し大きくなる。
「一年!?ありえない!だれだれ??」
「如月・・・・?聞いたことねぇな」
「そりゃ一年だもん。」
(・・・・・如月ってホントだれだよ・・・・ハハハッ・・・・同姓同名とか・・・・学年一緒とか・・・・)
(いや、俺はそんなやつ知らない。俺じゃない。俺じゃない。俺じゃない。)
「これからよろしくおねがいしますね。冬生君?」
真っ直ぐな視線に気づきビクッと体が揺れる。
逃げれないと悟り、冬生は
「・・・・・・・・・・・・・・・・・はい。」
と黙って頷くことにした。
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