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-----入学式------
「この度はご入学おめでとうございます。」
生徒会長が挨拶を始めた。
校長は必要最低限のことしか喋っていなかった。やっぱり生徒中心の学校は違う。
感心しつつそろそろ体が痛くなってきたので早く話が終わるのをただただ祈るばかりであった。
「私たち生徒会員は生徒会長以外は選挙ではなく
生徒会長である私が決めることになっています。
しかし今書記が空席なのです。
この場を借り、書記に任命させていただくことを承知願います。」
ザワ・・・ザワ・・・とその場の空気がざわめきだした。
それに紛れて冬生は特に興味がないからと此処ぞとばかりに軽く腰を伸ばしたりとくつろいでいた。
「では、発表します。
書記は・・・・・一年の如月 冬生君にお願いしたいと思います。」
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